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「KAITpia誰でもなんでも研究会」第1回報告レポート


皆さん、こんにちは。「KAITpia誰でもなんでも研究会」の運営をしてます瀧澤です。

今回は先日行われた「KAITpia誰でもなんでも研究会」第1回の報告レポートを行なっていきたいと思います。

「KAITpia誰でもなんでも研究会」についてはこちらの記事から。

※このレポートでは全ての発言を拾いきれているわけではありません。「うーん、ちょっと違うかなぁ」と感じる部分もあるかと思います。あくまでも、私には今回の研究会はこのように見えたよ感じたよ考えたよ、というものだと思って読んでいただければと思います。

当日の流れ

6/16(土)にpia室で誰でもなんでも研究会の第1回目が開催されました。当日は13:30開始を予定していたのですが、お昼ご飯を食べている方がいたり、遅れて来る方がいたりとで曖昧な感じで始まりました。

当日は9名の方にお集まりいただきました。思っていたよりも参加者が多くとてもびっくりしました。みなさん、ありがとうございました。

第1回は「KAITpiaについて」というテーマで行いました。

最初は自己紹介を兼ねてのイントロクエスチョン「みさなんが思うKAIT piaの良さ」を参加者一人一人に回しました。

その後、各々が気になった発言を掘り下げていき、お菓子を食べつつ、時々休憩を挟みながら3時間ほど話し合いを行いました。

イントロクエスチョンの回答として一番多かったのが居場所とつながりについてだったため、まず最初にこの2点について話し合いが行われました。

「KAITpiaについて」

①居場所について

居場所の良さとして以下のような意見が上がりました。

・pia室に行けば誰かしらいる。

・趣味や好きなことの話ができる。

・課題をやることも出来るし、教えても貰える。

・水が飲める。遊び道具がある。

・コミュニケーションを学ぶことができる。

居場所と一口に言っても「人間関係といったつながりのような精神的な居場所」と「物理的な居場所」があると思いました。また、大学には高校のようなクラスというものがなく、KAITpiaがクラスとしての役割を持っているのではないかという話もあり、確かに大学には「そこに行けば誰かに会える」という場所がデフォルトで存在しないと思い、なるほどなぁと感じました。

居場所というものは逆に不安を作り出すのではないかという話も出ました。居場所ができたとしてもそれ故に居場所がなくなることを恐れ不安になることがあるのではないか。

それに対して、KAITpiaに関してそれを感じたことはないという意見が大多数でした。これは後述する「ゆるいつながり」によるものなのかなと思いました。嫌になったら逃げればいいじゃないか、居場所は作っていけるものだ、なくなっても良い。むしろKAITpiaが最後の砦(拠り所)となっては危険だという居場所の問題も話題に挙がりました。KAITpiaが唯一の居場所ではなく、たとえ最初はそうであっても、KAITpiaを通して他の場所にもつながりを持ち、世界を広げていくことが大事であるという話に最後は落ち着きました。

②つながりについて

KAITpiaでのつながりはどういうつながりか?という話で、KAITpiaのつながりは「強くないつながり」という意見が出ました。互いに干渉しすぎず、人間関係のメンテナンスコストのかからない「ゆるいつながり」。この「ゆるいつながり」が居場所としての良さにもつながっているのかなぁと個人的に感じました。ここらへんはもっと深く掘り下げてもよかったかもしれません。

学年学科を超えた縦と横のつながりが持てるというのも良さとして挙がっていました。もしかすると、学内では学年学科の広がりという点でははKAITpiaが一番幅広いのかもしれません。

③piaに求めるもの

休憩を挟んだところで、「piaに求めるものは何ですか?」という質問がなされました。

個人的にまとめると、「いらない教科書や授業レポートの答え、オススメの授業リストなどといった卒業生や上級生の遺産をもっと充実させたい」という意見が多くあがりました。縦横のつながりが広いというメリットをもっと生かしていきたいなぁという感じです。

ここらへんでほとんど意見が出尽くした感じがあったので、私から「現在のKAITpiaはコミュニケーションパワーの強い人が多くを占めており、コミュニケーションの苦手な人はKAITpiaに入りにくい状況になっているのではないか。」という意見を出してみました。

④透明な存在

KAITpiaは登録用紙に名前を書けば誰でも簡単に所属することができます。しかし所属することとKAITpiaの内に入ることは別物だと私は思います。これはKAITpiaに限らない話ですが、他のメンバーと打ち解け、コミュニティの中でつながりを形成していくにはある程度のコミュニケーション能力を必要とされます。私にはそれがある種の篩(ふるい)として、もちろん意図的ではなくとも結果的にですが、そう機能しているように感じるのです。また、コミュニケーションの不得意な人は一般的に他者とのつながりを形成しにくい傾向にあります。つながりを持てず、誰からも選択されず、社会の中で透明になってゆく。助けの声をあげることも出来ないため、必要な支援を受けることも出来ない。だから、コミュニケーションの不得意な人でも、自ら人の輪に入っていけない人でも、包括出来るような「何か」が、「KAITpia」という団体だからこそ必要なのではないか。そんな感じの話を私からしました(当日はもっとまとまりのない話でした)。

研究会を終えてこうして報告レポートを書いている今思うのは、私たちにできることは「ここにいてもいいよ」と示してあげることなのかなぁ、ということです。「ここにいてもいいよ」「あなたはKAITpiaのメンバーだよ」、そうやって存在を認知し、認めてあげることがとても大切なのではないかと思います。そしてこの存在を認知するというのにあたる行為が「あいさつ」なのだと思います。

少し話が逸れますが、ある教会の牧師さんからこのようなお話を聞いたことがあります。その牧師さんの居る協会では、日曜の礼拝後に集まった人たちと食事やおしゃべりをするのですが、ある日、食事も終わり皆が帰路につく際にある男性が話しかけてきたそうです。「今日はここにきて本当に良かった。食事の際に他の人が私を名前を「○○さん」と呼んでくれたのが本当に嬉しかった」そんな話をしてくれたそうです。

名前を呼ぶ、もしくはそこまでいかなくとも「おはようございます」「お疲れ様です」といった簡単なあいさつでもつながりを持つことは可能なのだと今はそう考えています。そしてその小さなつながりが一歩前に踏み出す勇気を与えてくれるのではないかとも。

以上が今回の研究会を受けて私が感じたことでした。上手く言語化できなかったところもありますが、レポートとしてはこんな感じです。

アンケート結果報告

続いてアンケート結果です。

Q1~Q8は「1.全く思わない」から「5.とてもそう思う」の5段階で回答してもらいました。(Q2のみ自由記述)

Q1.本日は参加いただきありがとうございました。本日はいかがでしたか?全体の満足度を教えて下さい。

Q2.Q1の満足度になった主な理由を教えてください(難しければ飛ばして下さい)

・色々な意見を聞けて視野が広がったから

・いろんな意見があって意見ができて非常に楽しかった。

・色んな意見が聞けたため、よかった。

・途中からで最初の内容が分からなかったが話し合いに参加してよかったと思う。

・期待通りの盛り上がりだった

 まなびま専科を促進できそう

・メンバーそれぞれが意見を出し合うことが出来るのでとても有意義な話し合いができたと思います。

多くの方に楽しんでもらえたようで、運営として開催して良かったなと思います。

Q3.本日の司会役の進行は快適でしたか?

ありがとうございます。がんばります。

Q4.本日のテーマは、あなたの話したいこと/知りたいことに合っていましたか?

今回は「KAITpiaについて」という大きなテーマだったため、話題があちらこちらに散開してしまいました。そのため、話したい/知りたいこととズレが生じてしまった方もいたのかなぁと思います。テーマ設定の際に、ある程度話の方向性を決めた方がいいのか、それともその場の自由な話し合いにした方がいいのかは、これから考えていきたいと思います。

Q5.レジュメの説明はわかりやすかったですか?

Q6.話しやすい雰囲気でしたか?

Q7.話すことを強制されていると感じましたか?

Q8.何を話したらいいか分からず戸惑うことがありましたか?

Q6~Q8は司会側の課題ですね。今回は司会が初めてということもあり緊張しすぎてしまいました。あと、私の悪い癖がでてしまったかなぁという感じです。話し合いをスムーズかつ活発に進めることが出来るように今後はやっていきたいと思います。

Q9~Q11は「はい」「いいえ」のどちらかで回答してもらいました。

Q9.他の人の発言で傷ついたことがありましたか?

Q10.言いたくないことを話してしまったことがあった

Q11.Q10で「はい」を答えた方で、話したことを後悔している

傷ついてしまった、話したくないことを話してしまったという方がいて、申し訳ないです。司会として配慮や気配りといったことをしていきたいと思います。

Q12~Q13は自由記述で回答してもらいました。

Q12.次回以降、話してみたいテーマがあれば書いてください(いま自分が困っていること。他の人の場合を聞いてみたいテーマなど)

・みんなに興味を持ってもらいたいこと

・どんなテーマでも楽しめそうなのでひとまずほかの人のテーマを

・簡単な料理

・一人暮らしについて

・ストレス解消について

・一人暮らし研究会

・帰属意識

・彼女の作り方

 大人と子供の違い

 なぜ痴漢は起きるのか

 男と女の違い、もしくは片方ずつからの見方

 日本の特色

 安部はどうですか?

 神奈川工科大学はFラン?

 簡単な料理の作り方

・嫌なことからの逃げ方

様々な意見が出てとても面白いと感じました。まさに「なんでも」という感じですね。

Q13.今回の研究会の感想や改善点・要望があれば自由に書いてください

・たのしかった!

・またやってください

・いろんな意見が出てよかったと思う

 piaの存在について考えさせられた。

・なかなか楽しかったですよ!今回はしっかりと意見を受け止めて話す人が多かったので次回も続いてくれれば良いなと思います。

・今回の開始時間が13:30からでしたができれば今後も同じ時間帯でお願いします。

「たのしかった」と言ってもらえてとてもうれしいです。今回参加してくださったみなさんも、本当にありがとうございました。

個人的な反省

初めての司会で、上手く話し合いを回せなかったり、発言を催促するような形になった部分もあって反省しています。また、休憩を挟んだ2部ではだらけた感じになってしまったのでもう少しメリハリをしっかりやっていきたいなと思いました(ゆるい感じは続けていきたいです)。今回の経験を生かして次回以降より多くの方に「参加してよかった」と感じてもらえるような会にしていきたいです。

以上でアンケート結果報告を終わります。

さいごに

告知です。

今後とも活動を続けていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。


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