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KAITpia誰でもなんでも研究会とは


みなさん、初めましてこんにちは。

この度、KAITpiaで新しく「KAITpia誰でもなんでも研究会」という活動を立ち上げることになりました。

そのため今回は、「KAITpia誰でもなんでも研究会」の活動内容をみなさんにご紹介したいと思います。「なるほど、こんな活動もKAITpiaにはあるんだなぁ」という感じで読んでいただければと思います。

当事者研究会について

「KAITpia誰でもなんでも研究会」ですが、そもそもこの活動を立ち上げるきっかけになったのは、私が「当事者研究」という活動を知ったことにあります。

当事者研究とは、悩みや問題を持つ本人(当事者)が、自分の抱える『困りごと』について研究する活動のことを指します。もともとは、精神障害などを抱えた方の支援を行う北海道の浦河べてるの家の活動から生まれてきた活動です。現在では浦河べてるの家のみならず、様々な団体が当事者研究を行っています。私の知る中では「べてぶくろ」「おとえもじて」「東大誰でも当事者研究サークル」「メンヘラ当事者研究会」などがあります。

当事者研究の方法は明確に決まっているわけではなく、各団体がそれぞれの方法で研究を進めています。がっつり研究をして、研究発表を行う団体もあれば、みんなで1つのテーマについて話し合い、研究会の最後に各自が気になった/面白かった話を発表する団体もあります。また取り扱う研究テーマも団体ごとに異なります。ここらへんは当事者研究の特徴といえるかもしれません。

私は以前、この当事者研究に参加する機会があり、その中で当事者研究の面白さを知りました。そしてこのような話し合いの場を大学でも持ちたいと考え「KAITpia誰でもなんでも研究会」を立ち上げることにしたのです。

当事者研究の面白さ

では一体当事者研究の面白さとはどんなものなのでしょうか。私自身が当事者研究会に参加して感じた面白さは以下の3つです。

(1)自分の話や意見が言える

私は普段の会話で自分の話や意見を言うことがあまりありません。基本的に相手の話を聞くことばかりです。でもずっと自分の内に言いたいことや考えていることを抱え込んでいると、だんだんとしんどくなってくることがあります。

当事者研究会はそういった抱え込んで吐き出したいことを吐き出せる場でもあります。研究会では自分の話をすることが推奨されますし、それを話したり聞いたりするために集まるからです。うまく言葉にできないことも多いですが、やはり自分の中だけで考え込んでいるのと、誰かに話すというのはまったく別物なのだと感じます。また誰かに話すことで、自分の中の考えを再認識できるという面白さもあります。

(2)ほかの人の話を聞くことができる

話すだけでなく、聞くことも面白さの一つです。話し合いの中では自分とまったく反対の話や、考えもしなかった意見を聞くことができ、「なるほど、そんな考えがあるのか」と、とても刺激を受けます。

(3)新たな視点を得ることができる

一人でなにか問題や困りごとについて考えているとき、上手い対処法やそもそもの原因を考えとして形にできないときがあります。そんなとき研究会では、(1)でも述べたように、自分の考えを、たとえ形のハッキリとしないモヤッとしたものでも、話していく中で「こういうことだったんだ」とハッキリさせることができることがあります。また、ほかの人の話を聞くことで、一人では見えなかった部分が見え、それによって新しい視点を得ることもあります。

こうした、自分の中の考えが変化したり、あるいは新たな視点や視座が生まれるのも面白い点だと思います。

KAITpia誰でもなんでも研究会はどんな感じ?

「KAITpia誰でもなんでも研究会」では毎回一つのテーマを決め、それについて話し合いを行います。テーマは特定の分野にこだわらず、「なんでも」です。普段の生活で困っていること、悩んでいること、他の人の話を聞いてみたいこと、自分が話したいこと、なんでもが研究対象になります。

研究会には継続して参加する必要はなく、自分の興味のあるテーマだけに参加していただければ大丈夫です。

当日の話し合いは比較的ゆるい雰囲気のなかで行われます。お菓子を食べながら、ジュースを飲みながら、みなさんがテーマについて思ったこと/考えたこと、あるいは他の人の話で気になったことなどを自由に話し合います。

話し合いの最後には、一人ひとりが研究の成果を発表します。成果といっても、難しいことはやりません。研究の目的は「正解」を見つけることではなく、話し合いを通じてじぶん自身の意見や視座、発想や思考のあしがかりをつくることにあります。そのため、話し合いの中で見つけた新しい発見や考え、もっと知りたいことや聞いてみたい話題を成果として話します。

会の流れとしては以上になります。

一緒に当事者研究しませんか?

実はこの紹介記事を書く前に第1回目の研究会を開催しました(順序が逆になってしまいました)

どんな感じだったのか、どんな話をしたのかは以下の報告レポートをご確認ください。

また、第2回の開催も予定しています。詳細は以下をご確認ください。

当日は遅刻・早退・ドタキャンOKです!

当会の公式LINEアカウントも存在しています。以下のQRコードを読み取るか、ID検索で「@uoz6226l」と検索していただくと見つけることが出来ます。

少しでも当事者研究に興味を持っていただけたら幸いです。みなさんのご参加をお待ちしています。


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